実に5年近くも自分のモバイルライフを支えてくれていた、パナソニックのモバイルバッテリーがヘタって来たので買い替えを決意。
同じパナソニックのセルを使用しており、20,100mAhという超大容量を誇るAnkerのモバイルバッテリー、PowerCore 20100を実際に使ってみたレビューです。
以前使っていたモバイルバッテリーはパナソニックのQE-QL201というモデルで、サイズと厚みはちょうどiPhone SEを二つ折りにしたくらい(したことないけれど)。
コンパクトで取り回しがよく、5,400mAという容量にも不満を感じたことはありませんでした。
今回新たに買ったのは、Ankerの「PowerCore20100」というモバイルバッテリー。
もう「モバブ」とか気軽に呼ぶのも気が引けるほど大容量な、名前の通り容量20,100mAhを誇るモバイルバッテリーです。
最初は容量はそんなに気にしていなくて、以前使っていたQE-QL201より一回り大きいくらいのサイズで容量13,000mAhのモノを買おうと思っていたんですが、1,000円くらいの差でこの20100が選べたんですね。
デカイんだろうなあとは思ったものの、コスパの良さに負けてついついこちらをチョイスしたんですが、結果大正解でした。
これ、大げさでなく、モバイルライフが捗りまくりです。
なにしろ8インチタブレットなら2回、スマートフォンなら5~7回は充電できる大容量。
とにかく何があろうが、コイツさえシッカリと充電して行けば、出先で電池切れが起きるという心配が一切なくなりました。
いつもの白×青のパッケージで届きます。
Anker製品はシンプルながらしっかりしたパッケージが好印象です。
意外に箱が小さくて「おお?」となりました。
具体的なスペックや充電給電については、ベストセラーなだけあってもう色んな方があちこちで書かれていますので細かな説明は割愛します。
要点だけまとめると
- 本体重量約350g
- 電池残量インジケータ付(青色LED/4段階)
- 給電オンオフのスイッチ付
- 本体への充電はケーブル・アダプタを選ぶ
特に4は注意が必要で、2A出ないアダプタだと一晩繋いでいても充電完了していなかったりします。
あとは意外にケーブルを選ぶというのが特徴です。
高出力に耐えられるUSBケーブルでないと、まともに充電できません。心配な場合は付属のUSBケーブルを使うのが無難かと思います。
重量は約350g。単体で持つとずっしりと重く感じます。
まあ重いといえば重いんですが、オンでもオフでも常時PCバッグを愛用している自分にとっては、毎日楽勝で携帯できる重さです。
USBケーブルの他にはポーチが付属しています。この商品に限らず付属のポーチやケースは必要ないという人も結構いるみたいですが、「使うあてがなくても、とりあえず鞄に投げ込んでおく」というこの手の商品には地味にありがたいです。鞄の中で色んなモノと擦れて、すぐに傷だらけになってしまうので…。
自分は普段Bluetoothキーボードケースとの組み合わせでタブレットPCをノートパソコン代わりに使っているんですが、この「タブレットも充電できる」というところにかなり使い勝手の良さを感じています。
元々単体でも5時間くらいは使えるノートPCが、このモバイルバッテリーとの組み合わせで驚異的なバッテリーライフを手に入れたことになるからです。
その他、バンドマン的な視点から
何しろ大容量なので、小型のモバイルミキサーを駆動させるのにも使えて便利です。
BEHRINGERのXENYX 302USBという超小さいモバイルミキサーで、ライブの際にガイド音をメンバーへ送る時や、ちょっとしたレコーディングでサブミキサーとして使っています。
通常PCからのUSBケーブルで駆動するんですが、タブレットPCではオーディオインターフェースで1つしかないUSBポートが塞がってる…なんてこともあります。
そんな時にモバイルバッテリーから直接電源を取って駆動できますので、非常に便利です。
先日も急遽入ったレコーディングのお手伝いで大活躍でした。
エフェクターの類も全部USBで給電できればいいのにと思ってしまいます。
総評
一昔前は20,000mAhクラスのモバイルバッテリーは何万円もしていたように思うんですが、この大容量が僅か4,000円程度で買えてしまうとはすごい時代ですね。
外での作業が捗りすぎて、切り上げ時がわからなくなるというのが目下の悩みでしょうか。以前は充電切れがそのまま作業終了の合図となっていたのですが、かなり長時間作業できることになってしまいます。
贅沢な悩みですね。
こんなデカイの要らないよ!と思うかも知れませんが、これ本当に安心感が凄いです。
ここまで大容量だと、例えば家族で出かけた時に複数人で使う、というような使い方も考えられると思います。そうなるともう1つくらいUSBポートがあっても良かったかもしれませんね。
モバイルバッテリーの購入をお考えの方、是非是非お試しください。